僕にはたまに見る「夢」がある。
寝てる時に見る方の夢ね。
まぁ、兄を「痛めつける夢」なのだけれども。
僕が殴られる夢でもないし、特に恐怖を感じる夢ではないのだけど、目が覚めると心臓がバクバク言ってる。
目覚めの気分も悪いし、「悪夢」には違いないんだろう。
ちょうど昨日の晩も見たばかりだ。
ちょいとガス抜き的なオチの無い話。
バイオレンスな内容となっておりますので、苦手な方はご注意願います。
よく見る悪夢。
僕が見る「兄の悪夢」に出てくる兄は20代くらいだから、僕がひとり暮らしを始めた辺りの時代設定かな。
その頃の兄は、僕へ「直接的な危害」を加える事は無かった。
兄が母へ何かしらの無茶な要求をする。
母から僕へ被害が飛び火する。
そして僕は、兄への憎しみを募らせる。
そんな流れだったのだけど、その頃の僕と兄は直接「殴り合う」様な事は無かった。
僕がよく見る「兄の悪夢」は、ちょうど「兄への憎しみを募らせた先」の夢だ。
- 兄が母へ「無茶な要求」をする。
- 母から僕へ「被害が飛び火」する。
- 僕は兄へ「憎しみを募らせ」、「行動」に移す。
こんな感じの「設定」なんだけど、僕の悪夢は「僕と刃物を持った兄との対峙」から始まる。
まぁ、「刃物を持った兄と対峙」ってのは、夢の中の設定なわけで。
実際には…。
そんな事もあったな!
「夢の中の兄」は全力で刃物を振り回して来る。
けどまぁこれは「夢」なわけで、僕には兄の動きを正確に読む事が出来る。
兄の攻撃を避けつつ、兄の攻撃を止めない程度にチマチマと攻撃をしながら「舐めプ」を楽しむのか。
または、兄の攻撃を避け、最大級の「暴力」を兄に叩き込むのか。
そんな感じの「プレイ」が終わると、汗だくで心臓がバクバク言ってる僕が目を覚ます。
細かな内容はすぐに忘れてしまうけど、結構「えげつない事をした」感触?みたいなモノだけが残る。
「まだこんなに憎んでるんだなぁ。」
「兄の悪夢」を見ると、いつもそんな事を思う。
特に印象に残った悪夢。
今から5〜6年前に見た夢かな?
兄に対する「憎しみの深さ」を感じ、自分でドン引いた為に印象に残った夢がある。
登場したのは、いつもとは違う「中学生くらいの兄」だった。
対する僕は成人の状態。
コンクリートの壁に向かって、いわゆる「壁ドン」の様な状態から始まった。
164センチの小柄な僕だけど、兄との体格差は正に大人と子供。
僕は意図的に体格差を使いつつ、兄に対して「これまでの恨み」を怒鳴り散らしていた。
兄は不満そうな顔をするが、その顔がまた僕の憎しみを爆発させる。
僕は兄の髪の毛を鷲掴み、頭(というか顔?)を何度も何度もコンクリートの壁に叩きつけた。
叩きつけた際に、なるべく「壁のザラザラ」が顔を傷付ける様に、「壁にねじ込む」様なイメージで叩きつけた。
「憎しみで暴走している心」と「より効果的に傷付ける為には?と考える冷静さ」が入り混じって、不思議な感覚だった。
この時点で兄の顔は血まみれなんだけど、僕は止まらない。
僕は「中学生の兄」を軽々と持ち上げることができた。
そのまま地面に叩きつける。
うずくまった兄を、何度も何度も執拗に蹴りつける。
ひとまず満足した僕は、「兄に立ち上がる様に」命令した。
チッタ「ホラ、立て。」
チッタ「10、9、8、7…。」
「10秒以内に立ち上がれ。」という暗示だ。
この「カウントダウン」は、昔、僕が兄にされた事だ。
兄にされた事を僕がする。
「中学生の兄」というのも、「僕への虐待が1番激しい頃の兄」だ。
僕はシッカリと根に持っているらしい。
なんとか立ち上がる兄。
僕は再び兄の髪の毛を鷲掴みし、兄に問いかける。
チッタ「痛いよね?」
ニーさん「いt…。」
兄の返答を待たず、顔面を殴る。
チッタ「まぁ、そりゃあ痛いよねw」
チッタ「どう?なんか言いなよw」
ニーさん「もうy…」
また顔面を殴る。
顔面ではなかったけど、「昔はこんな事されたなぁ。」とノスタルジィな気分だ。
中学生の兄は、まだ「整形」をしていなかったのだけど、僕はなぜが「鼻」を執拗に殴った。
鼻を殴られると凄く痛いのだけど、理由はそれだけではなかった様に思う。
そこら辺から「夢」が曖昧になり、やがて僕は目を覚ました。
目覚めた僕に「憎悪」といった感情は無かった。
只々、兄に対する「憎しみの深さ」と「深層心理では、自分はあんな事をするんだ。」という自分の内側にドン引いた。
その悪夢を見た頃には、僕は「自分と向き合ったり」と色々とやって、かなり平穏な心になれたと思っていた。
しかし、「兄への恨み」は20年以上もの期間で積もりに積もったモノだ。
「癒えるには時間がかかるなぁ。」と感じる悪夢だった。
そんな夢を見たのが5〜6年前だった。
今も憎んでいるから見る「夢」なのか?
昨日の晩も「悪夢」を見た。
僕も兄も成人で、兄が刃物を持っているやつ。
まぁ、「いつものやつ」を見たわけだ。
最近では「コンビニバイトをする悪夢」なんてのはちょいちょい見るけど、「兄の悪夢」を見るのは久しぶりだった。
「まーだ憎んでるのかなぁ。」
兄に対する憎しみが「全て消える」事は、この先ずっと無いと思ってる。
だけど、過去の事を振り返っても、以前ほど憎しみが湧き出る事は無くなった。
だって、成人後の「僕と兄のイザコザ」は、「母と兄の問題」であり、「母と僕の問題」だと認識する様になったから。
兄が僕に「直接被害を与えたわけじゃない」あの頃の事で「兄に憎しみを感じる必要は無い」と理解してからは、「兄への憎しみを増やす」事自体が減った。
多分、「憎しみ」というよりは「気分が沈むイメージ」として定着しているんだろうと思う。
いわゆる「条件反射」みたいな。
僕の気分が沈んだり、心がブレた時に出てくる悪夢なのかなぁと。
それに関しては少し心当たりがあるし。
今後は「兄の悪夢」を「自分が出しているSOS」だと認識して、「休養モード」へ移行するとしよう。
よし、サウナ行くか!!